増田ゼミについて


ゼミの紹介

 増田ゼミでは,人が「〜らしさ」(他の言葉を用いるならば,「意味」)を感知するメカニズムと,
そのメカニズムを支える知識のありよう(他の言葉を用いるならば,「表象」あるいは「表現」)の
解明に認知科学的方法を用いて挑戦しています.「認知科学的」と表現している理由は,必ずしも
「認知心理学」や,さらには「心理学」にすら,こだわっていないからです.ただし,当ゼミを含む
心理学専攻の総意に加え,増田があまり賢くないことを理由に,ゼミ生の研究は,ある程度実証的デ
ータに基づいたものに限定させてもらっています.しかし,シミュレーション研究などの中にも十分
に意義深いものがありますので,心理学における“行動データ”や“生理データ”などのように,人
間を相手に得られたデータに,必ずしも基づかなくてもよいと考えています.

 「〜らしさ」の「〜」に入る言葉には様々なモノ・コトが考えられます.増田が今までに実施して
きた研究において「〜」にあたるのは,単語,漢字,覚えた言葉,ロボット,(社会的な意味におけ
る)人やペット動物(コンパニオン・アニマル)などです.しかし,ゼミ生の研究(卒業論文,卒業
研究)は,これらに限定されません.むしろ,「〜らしさ」の「〜」に当てはまる言葉を自分自身で
見つけることが重要であり,そのテーマに関する研究に科学的意味があり,実証的データに基づいて
検討しうるならば,いかなる研究テーマであってもかまいません.


想定される研究テーマ

 そうは言っても,自分で研究テーマを見つけることは簡単ではありません.さらに,増田が指導し
やすいテーマとそうではないものとがあります.そこで,以下にテーマの例を挙げておきます.しか
し,繰り返しになりますが,これらのテーマに縛られる必要はありません.


期待する学生像


ゼミの構成員数

現構成員 教 員 1名
  4年生 9名
  3年生 10名
卒論等提出者 08年度 14名
  07年度 9名
  06年度 12名
  05年度 10名
  04年度 1名


卒業論文・卒業研究の題目