広島修道

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第10章実践報告集第10章?実践報告集事例4: NanoGongを利用して教室外でスピーキング活動を行う★?担当者:浦野研(北海学園大学)?担当科目名: Communication Strategies?科目のねらい:たくさん聴いてたくさん話すこと....

第10章実践報告集第10章?実践報告集事例4: NanoGongを利用して教室外でスピーキング活動を行う★?担当者:浦野研(北海学園大学)?担当科目名: Communication Strategies?科目のねらい:たくさん聴いてたくさん話すことでfluencyを高める?クラスサイズ: 20名?利用教室:普通教室(教卓にのみプロジェクタ接続のPC設置)?利用しているMoodleのバージョン: 1.9.x?利用状況:教室外の課題の大半をMoodle上で行う?よく使う機能:フォーラム、小テスト、NanoGong1.はじめに90分間の授業が週1回開講される大学の英語授業では、学生が英語に触れる機会が限られるため、授業時間外にも英語の使用を促すことが重要です。本授業の主目的はリスニングとスピーキング能力の養成なので、Moodleで行う教室外活動(宿題)も聴く・話すものが中心となります。聴く課題としては、ビデオ(Moodleに掲載したものや教科書付属のDVD)を視聴して、cloze形式のディクテーションや多肢選択式の内容確認問題を中心とした「小テスト」を実施していますが、本稿の中心は次節で紹介するMoodle上でのスピーキング活動です。2. Moodleによる音声録音と提出Moodleには音声を録音し提出する機能は標準では備わっていませんが、ブラウザ上で録音と投稿を可能にするプラグインが利用可能です。私の授業では、NanoGongモジュールをインストールして学生に英語を話す課題を出しています。NanoGongを利用すれば、音声を録音して提出する「NanoGongアクティビティ」を使うほか、「フォーラム(掲示板)」に音声録音機能を追加することも可能で、後者の機能では学生同士が互いの音声を聞くことができるため、意見・情報交換にも利用できます。本授業では、次に紹介する2つの方法でNanoGongを活用しています。2.1.発音・イントネーション練習のためのNanoGongの利用発音練習はもちろん教室内でも実施可能ですが、限られた時間内では十分な練習量が確保できないため、「NanoGongアクティビティ」を利用した宿題を併用する形で実施していています(図10-4参照)。具体的には、練習をするための課題文(通常は教科書の一節)を用意し、その都度設定した発音(例えば/l/と/r/の区別)やイントネーションの注意事項を授業時間内で説明した上で、各自が宿題としてモデルを聴きながら発音練習を行い、自分の声を録音します。何171? 178?