広島修道 page 189/204
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第10章実践報告集第10章?実践報告集事例5: Online Audio Recordingを利用した活動:学生の英語の発話を増やすために★?担当者:三宅ひろ子(東京経済大学)?担当科目名:英語コミュニケーションI (週2回)?科目のねらい:短....
第10章実践報告集第10章?実践報告集事例5: Online Audio Recordingを利用した活動:学生の英語の発話を増やすために★?担当者:三宅ひろ子(東京経済大学)?担当科目名:英語コミュニケーションI (週2回)?科目のねらい:短い文でも連続的に発話できるようにする?クラスサイズ: 18名?利用教室: PC教室?利用しているMoodleのバージョン: 1.9.7?利用状況:授業内の一部の活動をMoodle上で行う?よく使う機能: Audio Recording、フォーラム、小テスト、チャット授業について1年次必修科目である「英語コミュニケーションI」では、スピーキングの練習を集中的に行い、英語による発信能力を高めることを狙いとしています。クラスは習熟度別に編成されているため、クラス内の学生の英語力はほぼ同じとなります。従って、正確な文法や発音を気にすることよりも、同じレベルの相手と躊躇せずに積極的に発言し合うことのほうが求められます。一文を発話するのがやっと、というレベルの学生を対象とする場合、ペアやグループで会話をすることを求めても、一文を発話したところで力を使い果たし、自分の発言の続きは相手に委ねる姿勢がみられます。そのため、会話といっても質問一文→応答一文のパターンだけに留まったり、一つの発言の後に長い沈黙が続いたりすることもしばしばです。このような学生に必要なのは、長い一文や文法的に正しいとされる一文を正確に発話する力よりも、短い文でも、一文を発話した後にもう一文発話しようとする姿勢とその力です。実際の会話では、自分の発言に対して補足することもよくあります。また、別の言葉で言い直すこともあります。そのような訓練を行うべく、授業内の活動の一部をMoodle上で行っています。Moodleでは、さまざまな機能(プラグイン)を追加することが可能で、その一つにOnline AudioRecording (https://moodle.org/plugins/view.php?plugin=assignment_onlineaudio)というものがあります。これは、マイクを通じて音声を録音し、録音したものを課題として提出することのできる機能です。それでは、この機能を使った活動の一例を提示します。学生は毎授業の始めに、MoodleのOnline Audio Recordig (以下OAR)にアクセスします。教員は一つの質問(トピック)を“Please tell me about your…”や“I’d like to know about your…”などと言って学生に提示します。質問は学生にとってなるべく身近なもの、答えやすいようなものにします。日本語でも答えにくいようなものは、ましてや英語で発言することはできません。? 181174?