■講義方針 | (1) 生活の場から地域、地球規模の環境問題との係わりと環境配慮型のライフスタイルについて考えていきます。ライフスタイルを環境に配慮したものとするためには、日常生活における行動ならびに製品等の選択において、正しい環境知識に基づいた判断を行う必要があります。これを行うために必要なことについて講義します。 (2) また、循環型社会の構築が必要であるという議論から、リサイクルが過信される傾向がありますが、環境へのインパクトを考えると必ずしもリサイクルすることがよいとは限りません。リサイクルに対する盲信の危険性についても話していきます。 (3) 人々が環境に配慮しようとする意識を持ち,かつ,これを実際の行動に移していくことが必要です。この様な意識と行動との関連,および,環境に関わる心理についても講義していきます。そして、人々に環境配慮行動を選択してもらうための情報戦略(環境広告)を提案してもらいます。 (4) 社会へ出る際に活かすためには、環境に配慮したライフスタイルから、さらに一歩進んだ視点が必要です。それが、人々の環境心理・行動を考慮して、商品を企画し、開発・販売するエコロジカル・マーケティングです。この講義では、このエコロジカル・マーケティングという考えで、新しい商品を企画してもらいます。 ☆提出課題☆ 環境広告 環境配慮商品の企画書 |
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■講義予定 |
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■講義内容および提示資料 | ||||||||||||
<第1回> ガイダンス 1 2004 講義方針 <第2回> LCAの概要 2 LCAの概要 <第3回> LCAの実施方法 3 LCAの実施方法 <第4回> リサイクルの意義 4 なぜ,リサイクルするのか <第5回> 材料のリサイクル 学生による材料のリサイクルに関する”気づき”の発表 <第6回> グリーンコンシューマーとグリーンマーケティング (1) グリーンコンシューマー、グリーンマーケティングとは何か (2) グリーン購入と環境ラベル (3) CSRレポートなどに見る環境ラベル 5 グリーンコンシューマーとグリーンマーケティング <第7回> 環境配慮の心理と行動(1) (1) 消費者の環境行動の実態と、これによる問題 (2) 環境配慮型製品・サービスの積極的購入の状況 (3) 環境誘発型ビジネス (4) 環境と経済の好循環ビジョン (5) 環境配慮態度の形成と環境配慮行動の実践 課題:講義中に学生が提示した実践する方がよいと思うが実践できていない行動について、これを実践させるための手だてを考えて、ポスター形式で作成 <第8回> 環境配慮の心理と行動(2) (1) 先週の課題について各自が提案を発表 (2) 環境配慮行動を促す手段とは? 6 環境配慮行動 <第9回> 環境配慮の心理と行動(3) 社会的ジレンマの視点からの環境配慮の心理と行動 7 社会的ジレンマの解決策 <第10回> 環境配慮商品開発、ファクターX (1) エコデザインと製品アセスメント (2) 環境効率とファクターX 8 エコデザインと製品アセスメント 9 Eco-Design and FactorX <第11回> 環境広告 (1) 環境コミュニケーション (2) 環境広告 (3) 広告作法 <第12回> 学生作成の環境商品とその環境広告の発表 |
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