![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
■講義方針 | 私たちの住んでいる都市が現在のような形態になった背景としての都市計画を概観し、今後の住民参画型の都市計画について講義する。 とりわけ、身近な存在である住宅地の形態と問題点およびその解決策について考える。具体的には、住環境と景観問題、高齢化社会にむけてのユニバーサルデザイン等である。 さらに、都市景観や歴史的環境の保全といった、都市の個性化についても考える。 また、都市計画の専門家と住民との間をとりもつファシリテーターという新しい人材の果たすべき役割を講義し、実際にその役割を実践させる。 できるだけ、実践的な講義としていくため、受講生にはフィールド調査をしてもらうことを考えている。 |
||
■参考文献 | 『住まいづくり・まちづくりの仕事』(榎田基明・他著、昭和堂、1999) 『イラストレーション都市計画法』(高木任之著、学芸出版社、2002) 『郊外の20世紀』(角野幸博著、学芸出版社、2000) 『都市を保全する』(西村幸夫・他編著、島出版会、2003) 『ユニバーサル・デザイン』(川内美彦著、学芸出版社、2001) 『ユニバーサルデザイン入門』(静岡県編、ぎょうせい、2002) 『都市の風景計画』(西村幸夫+町並み研究会編著、学芸出版社、2000) 『景観法と景観まちづくり』(日本建築学会編、学芸出版社、2005) 『景観法を活かす』(景観まちづくり研究会編著、学芸出版社、2004) |
||
■講義予定 |
|
||
■講義内容および提示資料 | |||
<2006-01> ガイダンス (1) 講義要項 (2) 講義メニュー (3) 都市計画とは何か <2006-02> 現代都市計画による都市の形成経緯 (1) 都市計画の概要 (2) 現代都市計画の誕生経緯 (3) ハワードの田園都市論 現在のわが国でのニュータウン建設との関わり (4) 田園都市の現代での事例 現代都市計画によるまちづくり <2006-03> わが国の都市計画を振り返る(1)〜条坊制都市(風水都市)と城下町 (1) 風水思想と条坊制都市(藤原京・平城京・平安京) (2) わが国独自の都市計画としての城下まちづくり わが国の都市計画を振り返る(1) <2006-04> わが国の都市計画を振り返る(2)〜城下町解体による近代都市づくり (1) 城下町の計画と現代都市計画の相似 (2) 開国と都市の西欧化 (3) 都市計画法(旧法)による都市計画 (4) 城下町と鉄道建設 わが国の都市計画を振り返る(2) 近代都市づくり <2006-05> わが国の都市計画を振り返る(3)〜戦後復興と広島平和記念都市建設法 (1) 戦後復興都市計画 (2) 広島平和記念都市建設法 (3) 平和記念公園成立の経緯と変遷 わが国と都市計画を振り返る(3) 戦後復興まちづくり <2006-06> わが国の都市計画と現在のまちの姿〜高度経済成長時代の急激な都市化 (1) 高度経済成長時代の都市への急激な人口集中(農山漁村から都市へ) (2) 旧都市計画法の制定 (3) 旧都市計画法によって生み出された現在のまちの姿 ○全国一律の用途地域当てはめ ○都市計画法対象外地域の無秩序な開発 わが国の都市計画を振り返る(4) 高度経済成長時代の急速な都市化 <2006-07> ニュータウンの現在とこれから (1) ニュータウンの出現 (2) 郊外住宅地への羨望 (3) ニュータウンからオールドタウンへ わが国の都市計画を振り返る(5) 急速な都市化に対応するためのニュータウン建設 <2006-08> ニュータウン再生−抱えている課題 (1) ニュータウンの抱えている課題 (2) 広島市郊外の“団地”での課題 【VTR:NHK広島お好みワイド;団地TAXI】 安佐南区の団地の再生を考えてみる <2006-09> ニュータウン再生−再生への取り組み (1) 千里ニュータウンでの取り組み (2) 明舞団地での取り組み (3) ニュータウン・グランドデザイン <2006-10> ニュータウン再生−高齢者が生き生きと暮らせるまちの実現 (1) 国交省政策課題 高齢者が生き生きと暮らせる環境の実現 (2) 安佐南区等の郊外計画開発住宅地(団地)での高齢者対応 (3) 高齢者の次の世代に向けて <2006-11> 都市での景観紛争 (1) 原爆ドーム横の高層マンション 〔配付資料:原爆ドーム横の高層マンション建設に関する新聞記事〕 【VTR:とくダネ-Inside Watch 都市景観】 (2) 都市計画法などによる景観形成の現状(景観協議) (3) 都市再生と景観 <2006-12> 景観法とまちづくり (1) 広島市の景観協議制度とまちづくり (2) 景観法における景観計画 (3) 景観計画によるまちづくり〜近江八幡 Q.数々の景観協議制度を整備して景観に対しての取り組みをしてきた広島市の景観は,他都市に誇れるものとなっているのか? <2006-13> 景観計画づくり (1) 風景(景観)デザインの手順 (2) イメージの伝達によるコミュニケーション (3) メンタルマップの作成 <2006-14> 魅力ある都市景観 |
↑このページの上へ戻る |