「尊敬」「信頼」「貢献」「共感」 広島修道大学 人文学部 人間関係学科 心理学専攻    志和資朗

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研究業績

 

 

  著書学術論文口頭発表翻訳その他

著書

 

著書の名称

単著共著の別  発行又は発表の年月

発行所の名称

概       要

1 心身症−バイオフィードバック療法の基礎と臨床−

共著 1989年9月 新興医学出版

バイオフィードバック療法について、基礎と実際の臨床応用についてまとめた著書。バイオフィードバックの理論的背景、方法論、および我々の行った治験データを中心にまとめた。

佐々木高伸、志和資朗

2 “Biobehavioral Self-Regulation” Biofeedback therapy using MULTI feedback for patients with psychosomatic disorder. 

共著 1992年1月 Springer-Verlag, Tokyo

心身症患者に対して、マルチフィードバック療法を施行し、その有効性と心理生理学的反応性について報告した。筋電図と皮膚温度は連関して変化することを確認した。

 Shiro Shiwa.Tkakanobu Sasaki,Takashi Matsuda,Isato Frumitsu  

3 医療の行動科学 I−医療行動科学のためのミニマム・サイコロジー(分担執筆) 

共著 1997年8月 北大路書房

10章 パーソナリティ 

 第2節 パーソナリティの形成

 第3節 パーソナリティの諸相

13章 心理学的介入

 第2節 行動療法

コラム76 バイオフィードバック訓練

コラム84 多重人格−私の中にいる他人

 性格検査の倫理規定−性格

 検査の注意事項

4 新生理心理学 第2巻 生理心理学の応用分野(分担執筆)臨床心理学への応用

共著 1997年9月 北大路書房

3部 臨床心理学への応用

 バイオフィードバック療法の基礎

志和資朗、稲森義雄、柿木昇治)

  バイオフィードバック療法の実際

志和資朗、佐々木高伸)

5 「臨床精神医学講座」17巻リエゾン精神医学・精神科救急医療(分担執筆)リエゾン精神医療で遭遇する精神症状とその対応−心身症

共著 1998年10月 中山書店

「臨床精神医学講座」

リエゾン精神医療で遭遇する精神症状とその対応−リエゾン精神医療における「心身症」の位置づけと臨床現場での診断・治療についての概論。

志和資朗、佐々木高伸

6 「総合病院精神医学マニュアル」(分担執筆)心身症 III.実践的ガイドライン−各論

共著 1999年5月 医学書院

3部 臨床心理学への応用

「総合病院精神医学マニュアル」

心身症の診断・アセスメントのプロセス、心身症に対する治療ストラテジー、チーム医療への導入、心身医学的治療技法の紹介

志和資朗、佐々木高伸

7 食べることの心理学

共著 2005年8月 有斐閣

第9章 食べることへのとらわれ−摂食障害のとらえ方 Pp.203-218
第10章 食べることとどうつきあうか−摂食障害とともに Pp.219-235

志和資朗

         

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学術論文

 

学術論文等の名称

単著共著の別  発行又は発表の年月

発表雑誌等の名称

概       要

1 CNVの測定とその分析−広島修道大学において開発してきたシステム−

共著 1980年6月

広島修大論集

 21(1), 127-160

広島修道大学で開発してきたCNV実験システムの概要とその具体的実験例。ミニコンピュータとマイクロコンピュータの連動による刺激制御・反応処理などの実験システムの概要。

 柿木昇治、松田 俊、寺谷美喜子、松本好生、志和資朗

2 修士論文  意味記憶と随伴陰性変動(CNV)

単著 1981年12月

広島修道大学大学院

人文学科研究科

学習の成立・連合形成の過程がCNVにいかに反映するか。CNVの立ち上がり、及びCNV電位は、覚醒の水準想起の程度、連合の程度と強い関係にあることを明らかにした。

3 随伴陰性変動(CNV)の測定値とその波形−CNV標準化のためのひとつの試み−

共著 1982年6月

広島修大論集

23(1), 173-160

CNVの安定性、CNVの再現性について、1977年以来の実験データで検証。非言語刺激と言語刺激、単純反応と選択反応課題による総計140条件の分析を行い、標準値を提言した。

柿木昇治、松田 俊、志和資朗

4 随伴陰性変動(CNV)と語彙判断課題

共著 1982年10月

心理学研究

53(4), 236-239

語彙判断課題をCNVパラダイムに適用し、言語情報処理過程をCNVにより検討した。その結果、意味的距離の効果を反応時間だけでなくCNVの復帰時間によって検出した。

志和資朗、森 敏昭、松田 俊、柿木昇治

5 Changes in contingent negative variation (CNV) as a function of a paired associate learning.

共著 1982年10月

Japanese

Psychological

Research

27(1), 45-49

CNVの生起は学習により変化することを対連合学習事態で検討した。その結果、学習水準の上昇に伴い、CNV電位も増加したことから仮説が支持された。

柿木昇治、志和資朗、松田 俊、森 敏昭

6 N子との出会いとその旅立ち−往復書簡を通して−

単著 1985年10月

一般鑑別研究シリーズ

−問題をもつ子どもの診断と治療

17, 68-73

少年鑑別所における一般鑑別(外来相談)活動で担当した症例報告。母の欠損、教育文化的に低い環境にあって、共感性が乏しかったN子との出会いと、往復書簡を通して変容したN子の成長の記録。

7 パーキンソン病における知能障害−WAISによる検討−

共著 1988年9月

臨床精神医学

17(9), 1395-1398

パーキンソン病における知能障害の頻度、知能障害の内容、知能障害とYahrの重症度、罹病期間および抑うつとの関係などについて検討した。

井手下久登、好永順二、佐々木高伸、小田尊之、重川玲子、菊本 修、志和資朗、引地明義

8 A study of the clinical effects of bio-feedback therapy.

共著 1988年12月

心身医学

28(7), 609-616

不安神経症患者に対してα波バイオフィードバック療法、片頭痛患者に対して皮膚温バイオフィードバック療法、書痙患者に対して筋電図バイオフィードバック療法を行い、その有効性を報告した。

Takanobu Sasaki,Hisato Ideshita,Yusuke Yamanaka,Takayuki Oda,Reiko Shigekawa,Osamu Kikumoto & Shiro Shiwa

9 パーキンソン病における抑うつ

共著 1989年10月

心身医学

29(6), 539-543

パーキンソン病における抑うつの有無、抑うつの程度、性格特性、およびうつ状態と身体症状の重症度、知能低下、経過年数などとの関係について検討した。

井手下久登、好永順二、佐々木高伸、山中祐介、岩根次郎、小田尊之、重川玲子、菊本 修、志和資朗、引地明義、森岡壯充

10 ストレス性疾患に対するバイオフィードバック療法−やみくもな適用では治療効果はあがらない−

共著 1990年4月

医学のあゆみ

153(4), 178

バイオフィードバック療法は、合目的な反応性と学習の余地がなければ治療効果は上がらない。そのためには病態を的確に反映する指標を選択する必要がある。志和資朗、佐々木高伸

11 事象関連電位におけるブートストラップ法の適用−ブートストラップ法による個別判定の試み−

共著 1991年1月

広島電機大学研究報告

23, 105-114

ブートストラップ法はデータがガウス分布を満たすという仮定なしで活用できる統計的技法である。事象関連電位研究でよく用いられる電位差と成分分析へのブートストラップ法の有効性を報告した。

武良徹文、松田 俊、志和資朗

12 連続監視課題を用いた随伴陰性変動(CNV)

共著 1991年8月

社会保険広島市民病院医誌

7(1), 130-137

CNVの連続監視課題を用いて、うつ病患者と健常対照群のCNVを測定し、それらの情報処理過程がCNVに如何に反映するかを検討した。通常のS1-S2-MRといったCNVパラダイムでは検索できなかった情報処理過程を捕捉できる可能性が示唆された。

志和資朗、長田昌士、松本洋輔、岡本泰昌、佐々木高伸

13 Biofeedback therapy using MULTI feedback for patients with psychosomatic disorder.

共著 1992年4月

CURRENT BIOFEEDBACK RESEARCH IN JAPAN 1992

Shinkoh Igaku Shuppann, Co.Ltd.

227-232

不安神経症に対してα波、片頭痛に対して皮膚温、書痙に対して筋電図を用いたバイオフィードバック療法を行った。各症例の生理学的指標の初期値およびそのBFに対する反応性を測定することによって、特定のBF療法による治療効果が予測できることが示唆された。

Shiro Shiwa, Takashi Matuda, Isato Furumitsu, Shinji Hira & Takanobu Sasaki

14 A study of the clinical effects of bio-feedback therapy

共著 1992年4月

CURRENT BIOFEEDBACK RESEARCH IN JAPAN 1992

Shinkoh Igaku Shuppann, Co.Ltd.

218-226

21例の心身症患者に対して、前頭筋筋電図、僧帽筋筋電図、皮膚温度の3つの指標を用いたマルチフィードバック療法を行い、やや有効以上の有効率76.2%を得た。マルチフィードバック療法においても、筋電図と皮膚温度は相関して変化することが確認された。

Takanobu Sasaki,Hisato Ideshita,Yusuke Yamanaka,Takayuki Oda,Reiko Shigekawa,Osamu Kikumoto & Shiro Shiwa

15 アーチェリーに関する生理心理学的研究

共著 1992年10月

広島電機大学研究報告

24, 149-156

アーチェリーのリリース前の準備状態について、熟練者と初心者の生理反応を測定して比較検討した。その結果、熟練者と初心者では、眼球運動と呼吸のパターンが異なること、及び準備期間における準備電位が熟練者の右半球で有意に増大することが明かとなった。

松田 俊、武良徹文、平 伸二、志和資朗

16 心身症患者に対するバイオフィードバック療法−マルチバイオフィードバック法を用いて−

共著 1994年7月

バイオフィードバック研究

21, 1-6

マルチフィードバックをすることにより、患者は最も制御しやすい指標やその時の生理・心理的状態に合った指標が使えること、また、ある指標の制御に失敗した場合でも、他の指標を選択、変更することで患者の負担を軽減し、バイオフィードバック療法への動機を持続させることができるなど臨床上での利点を確認できた。

志和資朗、佐々木高伸、松田 俊、古満伊里

17 マルチフィードバック療法

共著 1995年12月

脳と精神の医学

6(4), 479-483

バイオフィードバック療法についての技術的な面に焦点を当てた総説。効果的なバイオフィードバック療法として、我々が提唱しているマルチフィードバック療法について具体的に論述した。

志和資朗、佐々木高伸

18 博士論文

  バイオフィードバック療法(biofeedback therapy)に関する研究

単著 1996年3月

広島修道大学大学院

人文科学研究科

バイオフィードバック療法に関する基礎研究によりバイオフィードバックによる心理生理学的な反応性を明らかにするとともに、実際のバイオフィードバック療法により得られた臨床データをもとに、バイオフィードバックの効果発現の機序とより効果的なバイオフィードバック療法について検討考察を行った。

19 書痙に対する2チャンネル筋電図バイオフィードバック療法

単著 1996年12月

バイオフィードバック研究

23, 7-13

書痙患者に対して2チャンネル筋電図バイオフィードバック療法を行い、有効率73.9%を得た。臨床効果別および書痙の臨床型別に生理学的反応性を検討した。

20 Multibiofeedback therapy for drug discontinuation in panic disorder: A pilot study.

共著 1996年12月

CURRENT BIOFEEDBACK RESEARCH IN JAPAN 1995-1996

49-56

パニックディスオーダーの薬物療法からの離脱過程において、新しい試みとしてマルチバイオフィードバック療法を適用した。その結果、適用した5例すべての患者において速やかな薬物療法からの離脱が可能となった。

Isato Furumitsu,Takashi Matsuda,Shiro Shiwa & Takanobu Sasaki

21 痙性斜頸に対する4チャンネル筋電図バイオフィードバック療法

共著 1999年3月

バイオフィードバック研究

25, 8-16

2例の痙性斜頸患者に対して、4ch筋電図BFを試みた。その結果4chの筋電位制御が可能となり、斜頸がほぼ消失した。痙性斜頸に対する筋電図BFでは、ただ単に筋電位の値をフィードバックするだけではなく、首の全体的イメージをパターン化してフィードバックすることが重要であると考えられた。

志和資朗、佐々木高伸

22 広場恐怖を伴う慢性のパニック障害患者に対して現実的脱感作法とマルチフィードバック療法を併用した1症例

共著 2000年3月

バイオフィードバック研究

26, 38-42

広場恐怖を伴う慢性のパニック障害患者に対して、その症状の軽減を目的として、マルチフィードバック療法の適用を試みた。その結果、従来の方法ではその解消が困難な場合が多々ある広場恐怖の治療において、現実的脱感作とマルチフィードバック療法の組合せが有効であることが示唆された。

志和資朗、松田 俊、佐々木高伸

23 Risperidone投与患者におけるプロラクチン血中濃度と副作用の検討

共著 2002年2月

精神科治療学

17(2), 213-216

非定型抗精神病薬の代表である、リスペリドン(RPD)が強力なプロラクチン(PRL)上昇作用を有しているという報告が散見されるが、本邦において、PRDのPRL上昇について検討した報告はない。本論文では、RPD投与患者において、PRLの上昇および副作用の出現の有無についてhalopelidol(HPD)投与患者と比較検討した。その結果、Risperioneは強力なプロラクチン上昇作用を有し、特に女性においては、プロラクチン上昇に基づく副作用の出現を念頭においた使用が推奨される。

米澤治文,岩本泰行,西山 聡,世木田久美,太田垣洋子,志和資朗,佐々木高伸

24 リラクセーションメソッドとしての筋電図バイオフィードバック療法

単著 2002年9月

バイオフィードバック研究

28, 29-37

筋電図はフィードバックの指標として最も多く用いられており、きわめて広い応用がなされている。しかし、筋電図のみでは十分な治療効果が得られないケースも存在する。広島市民病院精神科では、こうしたケースに対して、複数の筋電図、あるいは複数の指標を同時にフィードバックする方法を用いている。本論文では、こうしたリラクセーションメソッドとしての筋電図バイオフィードバックの活用方法や治療的工夫について論述した。

25 総合病院精神科領域におけるバイオフィードバックの臨床応用

共著 2003年6月

バイオフィードバック研究

29, 21-28

 

総合病院精神科におけるバイオフィードバック(BF)の臨床応用について、アンケート結果に基づいて考察した。広島市民病院精神科では、他科あるいは診療所などとの連携(病診連携)が確立されており、BF療法へのニーズは高い。しかし、他の総合病院精神科では、BFが充分活用されていない事実が明らかとなった。それは、保険点数など医療制度上の問題やBF機器が高価である、さらには、BFの研修機関がないなどの問題点も明らかとなった。今後、インターネットによるBFの情報公開やBF学会の名称変更などを含めて、幅広く検討する必要がある。

志和資朗,佐々木高伸

26 バイオフィードバック 共著 2004年3月 からだの科学
236, 39-42

現代ストレス社会において、ストレスに対していかに対処するかが重要である。本論文では、リラクセーションのセルフコントロール技法としてバイオフィードバック(マルチフィードバック)について概説した。
小川栄一,志和資朗
,佐々木高伸

27 リラクセーショントレーニング−自律訓練法,漸進的筋弛緩法,バイオフィードバック法,EMDR−

共著 2004年10月 精神科治療学  19, 152-15

リエゾン精神医療に置ける治療的対応として,具体的なリラクセーショントレーニング技法である,自律訓練法,漸進的筋弛緩法,バイオフィードバック法,EMDRの効用と適用の仕方について検討した。その結果,実際の適用にあたっては,どの技法を第一選択肢にするかについては明確な基準はない。いずれにしても,それぞれの技法による反応性と禁忌症状などを十分考慮して,患者自身にわかりやすく,患者自身が納得してできる技法を選択する必要がある。その際,トレーニングの効果を患者自身が確認でき客観的な評価ができることが望ましい。
小川栄一,志和資朗
,佐々木高伸

28 摂食障害患者の自尊感情についての検討 共著 2005年3月 心身医学
45(3), 225-231

摂食障害患者の自尊感情が、摂食態度や感情状態、罹病期間、BMIと関連しているかについて検討した。さらに、摂食障害のすべての病型間での自尊感情の比較を行った。その結果、RSESの値は、EAT、BITE、POMSの全下位尺度の値との有意の相関を認めたが、罹病期間やBMIとは有意の相関を認めなかった。重回帰分析ではRSESの値とEATの値、POMSの活気と混乱の尺度と有意な偏相関を認めた。RSESの値はAN-Rで最も高値で、BN-NPで最も低値であった。また、AN-RのRSESの値はAN-BPやBN-NPよりも有意に高値で、BN-PのRSESの値はBN-NPよりも有意に高値を示すことが明らかとなった。
大田垣洋子,米澤治文,志和資朗,斎藤 浩,中村 研

29 EMDRは不快な記憶を脱感作できるのか?−ERPによる実証的研究−

共著 2005年3月 行動療法研究
30, 75-86

EMDRによって不快な記憶が脱感作されるかを精神生理学的な指標であるP3を用いて検討した。不快な記憶に関連する人物の姓(関連刺激)を刺激に用いて脳波の測定を行った。不快な記憶に関連する人物の姓(関連刺激)を刺激に用いて脳波の測定を行った。関連刺激に対して生起したP3の振幅を、眼球運動あるいは視覚刺激を凝視した前後で比較した。実験の結果、EMDR群のP3振幅が有意に低下していた。また、SUDSの値はEMDR群と低SUDS群で低下した。この結果は、EMDRの有効性を示すものといえる。
志和資朗
,松田 俊,佐々木実

30 ストレスとリラクセーションの心身相関

共著 2006年2月 広島修大論集
46(2), 213-225
2004年度公開講座、心理学発見!「ストレスとリラクセーション」で収集した資料について報告した。今回の調査・実験データから,性別・年代・ストレス度にかかわらず,自律訓練は有効なストレス対処法であることが示された。現代ストレス社会のなかで,ストレスと上手につきあうために,自らのストレスへの反応性を知り,日頃から自律訓練によるストレスケアに心がけることが大切である。
志和資朗,東山正靖,谷 好充,瀬戸山裕

31 書痙に対する4チャンネル筋電図バイオフィードバック療法 ―書痙患者と健常大学生との比較―

共著 2006年8月 バイオフィードバック研究
33, 33-38
書痙に対する筋電図バイオフィードバック療法について,健常大学生に4チャンネルの筋電図バイオフィードバックを行い,その反応性の検討を行なうと共に書痙患者と健常大学生における反応性の比較を行った。さらに筋電図制御の目標値についての考察を行った。
東山正靖,谷 好充,志和資朗,小川栄一,佐々木高伸
32 健常大学生に対する初回マルチフィードバック法の効果 共著 2007年5月 バイオフィードバック研究
34(1), 33-39
本研究では,健常大学生に対し前頭筋筋電図,僧帽筋筋電図,指尖皮膚温を用いたマルチフィードバック法による自己制御を1セッション行い,その生理学的反応性を検討すると共に,患者の制御目標値について考察した。その結果,CO群に比して,BF群のほうが前頭筋筋電図,僧帽筋筋電図が減少し,指尖皮膚温が下降した。また,本実験における両筋電図のデータが患者の制御目標値となる可能性が示唆された。
青山慎史,東山正靖,谷 好充,志和資朗,小川栄一,佐々木高伸

33 音楽療法に関する臨床心理学的研究 ―生演奏による音楽鑑賞の治療的効果について―

共著 2008年2月 広島修大論集
48(2), 323-337
広島市民病院の入院・外来患者を対象に生演奏による音楽鑑賞を行い、その治療的効果について検討した。その結果、POMSのすべての因子において音楽鑑賞の効果が認められた。また、生演奏に対する評価が良かったものほど、気分の変化が大きいことが明らかとなった。心理生理学的検査では、音楽鑑賞の前後で心拍(HR)に有意な変化が認められた。
志和資朗
,小川栄一,青山慎史,ルディムナ優子

34  眼球運動による脱感作と再処理法(EMDR)を用いた心理的介入の実際

共著 2008年5月 心療内科
12(3), 227-231
EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)は、患者に外傷記憶を想起させながら、両側性の動き(例えば左右の眼球運動)や刺激を与える(両膝のタッピング)手続である。この手続により、患者は外傷記憶に対して脱感作が得られるようになり、心的外傷後ストレス症候群や恐怖症に対して効果的な治療技法として活用されている。本論では、EMDRによる効果発現のメカニズムや心理的介入の効果について概説した。。
小川栄一,和田 健,志和資朗

35  心拍変動を用いた不安の自律神経機能評価について

共著 2010年10月 バイオフィードバック研究
37(2), 97-103
不安状態における自律神経機能を客観的に評価する目的で、指尖脈波を用いた心拍変動の分析を行った。対象は、不安状態を主訴に治療中の患者25名(不安群)、対照群33名であった。その結果、不安群が対照群に比べ、副交感神経指標が低下する傾向が見られた。また、STAIと生理指標では、特性不安と副交感神経指標との間に有意な負の相関が認められた。
井川純一,志和資朗,中西大輔,車地未帆,菊本修,井手下久登
36  "燃え尽き"のイメージ : 新聞記事データベースの内容分析および質問紙実験による検討 共著 2013年01月 社会心理学研究
28(2), 87-93
井川純一,中西大輔,志和資朗
         

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 学会発表

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翻訳 その他

著書の名称

単著共著の別  発行又は発表の年月

発行所の名称

概       要

1 「バイオフィードバック−実践のためのガイドブック−」便失禁に対するバイオフィードバック療法(章訳)  

共著 1995年9月 新興医学出版

M.S.Scwartz著 BiofeedbackA

practitioner's guide.第20章の章訳。

便失禁に対するバイオフィードバック療法についての具体的方法と臨床応用についての留意点について。

古満伊里、松田 俊、志和資朗、佐々木高伸

その他        

 意味記憶と随伴陰性変動(CNV
(修士論文)  

単著 1982年3月 広島修道大学大学院人文科学研究科

学習の成立・連合形成の過程がCNVにいかに反映するか。CNVの立ち上がり、及びCNV電位は、覚醒の水準想起の程度、連合の程度と強い関係にあることを明らかにした。

 バイオフィードバック療法(biofeedback therapy)に関する研究

   ( 博士論文)

単著 1996年3月

広島修道大学大学院人文科学研究科

バイオフィードバック療法に関する基礎研究によりバイオフィードバックによる心理生理学的な反応性を明らかにするとともに、実際のバイオフィードバック療法により得られた臨床データをもとに、バイオフィードバックの効果発現の機序とより効果的なバイオフィードバック療法について検討考察を行った。

 外傷記憶に対するEMDRの治療効果の比較−外傷記憶が短期記憶か長期記憶かの差−  

単著 2007年3月

平成16年度〜平成17年度科学研究費補助金 基盤研究(C)(2)研究成果報告書

 

 研究室紹介 広島修道大学  

単著 2007年3月

バイオフィードバック研究, 34(1), 91-92

 

 巻頭言 第35回バイオフィードバック学会学術総会を終えて  

単著 2008年4月

バイオフィードバック研究, 35(1), 1

 

 摂食障害の理解とその対応 

単著 2011年3月

学生相談:広島修道大学学生相談室報告書, 第12号, 1-7

 

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                  最終更新日 : 2013/05/31