経済情報学科
経済情報学科3つのポリシー
経済情報学科では、複雑化する経済社会および高度化する情報社会に対応すべく、独自の視点から新しい情報教育を行ないます。最新の情報科学とシステム科学を、様々なかたちで経済社会に応用します。経済情報学科の教育目標は「経済社会の発展に貢献しうる情報処理能力および論理的思考力を有する人材」を養成することです。この教育目標を達成するために、経済情報学科では、以下の3つのポリシーを定めます。
I.学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
経済情報学科は、学生一人ひとりが「経済社会の発展に貢献しうる情報処理能力および論理的思考力を有する人材」となることができるよう、以下の3点を学士課程教育において身につけるべき学士力として明示します。
情報科学・システム科学に関する基礎知識や基本技能を修得し、それらを実際の経済社会で有効に活用できる能力を有すること。
修得した知識や技能にもとづいて、情報化時代の諸問題や諸現象に着目し、その解決や解明に向けて論理的に思考・判断かつ科学的に分析する能力を有し、さらに分析結果を的確に表現できる能力を有すること。
情報科学・システム科学の基礎分野あるいは応用分野において、各人が主体性を持って専門的学修を行なうと同時に、多様な人々とも協働し,協創する学修姿勢を有すること。
II.教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)
経済情報学科は、学生一人ひとりが円滑に大学の学修を開始し、学士課程をとおして深い学識を身につけ、「経済社会の発展に貢献しうる情報処理能力および論理的思考力を有する人材」となることができるよう、以下の3点を教育課程の編成方針として明示します。
コンピュータやシステムを学ぶための初年次教育を実施します(修道スタンダード等)。そして主専攻科目群として、数量経済(A群)、システム科学(B群)、情報科学(C群)を設置し、各群において基礎科目から発展科目まで専門教育を行ないます。また、多様な入学生を想定し、初年次から少人数教育を充実させると同時に、高学年次にはゼミ教育・卒論教育等を通じ、各人に専門的指導を行ないます(D・E群等)。
広範な視野・視点を養うべく、法律関係科目など、他学部・他学科から関連科目・周辺科目を導入します(G・H群等)。また、国際化への対応の一環として、語学関連や異文化関連の科目を導入します(I群等)。
実社会や地域社会で主体的に活動し、また多様な人々と協働・協創し、様々な経験や体験を蓄積させるべく、プロジェクト関係やインターンシップ関係等の経済情報学科独自の実践的科目を開講します。
III.学生の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)
経済情報学科は、「経済社会の発展に貢献しうる情報処理能力および論理的思考力を有する人材」となる可能性を持った人を受け入れるため、以下の3点を学生受け入れの方針として明示します。
経済情報学科は、学士課程教育を受ける際に必要とされる基礎学力および主体性等を備えた人を、様々な入学試験制度によって選抜し、受け入れます。経済情報学科が求める学生像は、情報社会・情報科学・システム科学等に強い関心を持ち、これまでの学修経験を通じて、以下の「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性等」を有する人です。
(1)知識・技能
高等学校における英語・国語・数学の初等的な知識・技能は修得していること。すなわち、経済情報学の講義を受ける際に最低限必要とされる基礎学力を有し、真摯に受講すれば講義内容を十分に理解できる能力を有する人。
(2)思考力・判断力・表現力
情報科学やシステム科学の学修に際し、論理的かつ科学的に思考・判断する能力を有し、さらに考察結果を明快に表現する能力を有する人。(3)主体性等
情報科学やシステム科学に常に関心を持ち、主体的・能動的に学修に取り組むと同時に、学修過程において多種多様な他者と明朗快活にコミュニケーションをとる能力を有する人。
【入学前に学習しておくことを期待する内容】文科系・理科系を問わず、あるいは商業・工業・総合等の学科を問わず、高校低学年次における英国数の必須科目は確実に学修しておいてください。その基礎学力と真摯な学修姿勢があれば、経済情報学科の大半の講義は修得できます。
経済情報学科は、以下の入学試験制度ごとに、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性等」を多面的・総合的に評価します。それぞれの入学試験制度における評価の比重と評価方法については、別表をご覧ください。
(1)一般選抜
入学後に必要な基礎学力を有する生徒を選抜するために、個別学力試験と調査書によって総合的に評価します。前期C日程では、取得した英語資格も加味します。後期日程では、個別学力試験で合否ラインの得点帯の受験生について、調査書に記載される主体性に関する情報を評価して、個別学力試験の得点に加点したうえで合否判定します。 一般選抜では、学力の3要素のうち、知識・技能、思考力・判断力・表現力に重点を置いて判定します。
(2)共通テスト利用選抜
入学後に必要な基礎学力を有する生徒を選抜するために、大学入学共通テストの成績と調査書によって総合的に評価します。 共通テスト利用選抜では、学力の3要素のうち、知識・技能、思考力・判断力・表現力に重点を置いて判定します。
(3)一般・共通テスト併用選抜
入学後に必要な基礎学力を有する生徒を選抜するために、一般選抜(前期日程)の個別学力試験、大学入学共通テストの成績および調査書によって総合的に評価します。 一般・共通テスト併用選抜では、学力の3要素のうち、知識・技能、思考力・判断力・表現力に重点を置いて判定します。
(4)総合型選抜
講義理解力試験で経済情報学を学ぶ際に必要な「思考力・判断力・表現力」を評価します。また、面接・出願書類にもとづいて、経済情報学科入学を強く希望しているか、学修のみならず万事に真摯かつ熱心であるかなど、「主体性等」を評価します。 総合型選抜では、学力の3要素のうち、思考力・判断力・表現力および主体性等に重点を置き、調査書にもとづく知識・技能の評価を加味して総合的に判定します。
(5)学校推薦型選抜(公募)
経済情報学科入学を強く希望し学校長が推薦する学修意欲の高い生徒を、一定の評定平均値を条件に、英語方式・小論文方式・指定資格方式・英語資格方式で選抜します。英語方式・小論文方式では個別試験で知識・技能、思考力・判断力・表現力を評価し、面接試験・出願書類で主体性等を評価し、調査書も加味して総合的に判定します。指定資格方式・英語資格方式では面接試験・出願書類で知識・技能、主体性等を評価し、調査書で思考力・判断力・表現力を確認して総合的に判定します。(6)学校推薦型選抜(指定校)
修学実績をともなう高校等を対象に、経済情報学科入学を強く希望し学校長が推薦する生徒を、一定の評定平均値を条件に選抜します。志望理由書等にもとづいて経済情報学科入学を強く希望していることを確認し、面接試験で特に主体性等を評価します。 学校推薦型選抜(指定校)では、学力の3要素のうち、主体性等に重点を置き、調査書にもとづく知識・技能および思考力・判断力・表現力の評価を加味して総合的に判定します。
(7)学校推薦型選抜(附属校)
【専願】附属高校を対象に、経済情報学科入学を強く希望し学校長が推薦する生徒を、一定の評定平均値を条件に選抜します。志望理由書等にもとづいて経済情報学科入学を強く希望していることを確認し、面接試験で特に主体性等を評価します。 学校推薦型選抜(附属校・専願)では、学力の3要素のうち、主体性等に重点を置き、調査書にもとづく知識・技能および思考力・判断力・表現力の評価を加味して総合的に判定します。
【併願】附属高校を対象に、経済情報学科入学を希望し学校長が推薦する生徒を、一定の評定平均値を条件に選抜します。志望理由書等にもとづいて経済情報学科で学修することの意義を理解し学習意欲があることを確認し、面接試験で特に主体性等を評価します。 学校推薦型選抜(附属校・併願)では、学力の3要素のうち、主体性等に重点を置き、調査書にもとづく知識・技能および思考力・判断力・表現力の評価を加味して総合的に判定します。
(8)帰国生選抜
帰国生選抜は、総合型選抜と同じ方式で判定します。
(9)外国人留学生選抜
小論文によって知識・技能および思考力・判断力・表現力を評価し、日本留学試験の成績によって日本語運用能力を評価します。さらに面接試験と出願書類によって、主体性等も加味して総合的に判定します。
(10)編入学選抜・学士入学選抜
個別学力試験によって、主に第3学年次に修学するために必要な知識・技能および思考力・判断力・表現力を評価します。さらに面接試験と出願書類によって、主体性等も加味して総合的に判定します。
経済科学部の入学者には、カリキュラムポリシーにもとづく教育課程を通じ、ディプロマポリシーに定めるところの①知識・技能、②思考力・判断力・表現力、③多様な人々と協創する姿勢を涵養し、「現代の経済社会・情報社会に求められる高度な知識と技術を有する人材」として養成します。