ゼミナール I・II

授業の概要

経済システムを理解し、分析するための手法として、コンピュータ・シミュレーションや被験者実験による手法(実験経済学)がある。シミュレーションは経済理論が分析のためにやむを得ず採用している非現実的な仮定や厳密な条件設定を緩和し、より複雑で現実的な設定での分析を可能にする。 一方、被験者実験による手法は実際の人間の行動を観察・分析することにより、現実の人間行動の分析、理論解析やシミュレーション結果の妥当性の検証などに応用されている。
本ゼミナールではゲーム理論や意思決定論をもとに、経済システムにおける人間行動のシミュレーションと被験者実験による分析手法を実践を通じて学び、実際に自分達で簡単なシミュレーションおよび被験者実験の実施と分析をおこなうことを目標とする。
ゼミナールIIでは、ゼミナールIで学んだ内容をもとに、個人または少人数のグループでテーマを選定し、経済実験またはシミュレーションを作成・実施する。また、実験およびシミュレーションの結果を分析・検討し、報告書の作成と成果報告プレゼンテーションをおこなう。

講義資料