総合型選抜とは
総合型選抜は人物重視の入試制度です。意欲と元気にあふれる人を求めています。経済科学部(現代経済学科・経済情報学科)の総合型選抜は、
- 講義理解力試験 100点
- 面接(個別) 50点
- 出願書類 50点
出願資格
なお、出願資格は、学習成績の状況が3.5以上です。ただし英国数のいずれか1科目が3.7以上ならば、全体が3.3以上でも出願可能です。
経済科学部(現代経済学科・経済情報学科)を強く希望する人は、ぜひ挑戦してください。
講義理解力試験
講義理解力試験は、経済科学部に入学した後、講義についていけるかどうかを試すものです。講義内容は、高校生にも十分理解できるものです。
講義を聴き、その内容が理解できたか、簡単な試験を行ないます(講義内容と試験問題は、現代経済学科と経済情報学科で、同じ場合もありますし異なる場合もあります)。なお、試験には講義資料を持ち込むことができます。
2025年度 総合型選抜 講義テーマ
経済科学部 (現代経済学科・経済情報学科)
「若者はどこに住み、働くのか?」
近年、広島県では若者の流出超過(流出>流入)が問題となっています。
この若者の流出が発生する背景にはどのようなメカニズムがあるのでしょうか?
様々な要因が考えられますが、本講義では「所得」、「能力」、「生活費」、「地元愛」の4要素に焦点を当てた「地域選択モデル」で分析します。
非常にシンプルな分析ですが、どんな人が広島から流出し、広島に流入するかを体系的に類型化できます。
さらに、「広島県の教育水準が上昇した」、「広島県に世界的な企業が誘致された」といった将来シナリオで、どんな人が、どう移動をするかも思考実験として見えてくるでしょう。
この講義を通して、「人々の意思決定と地域のあり方」を見る目を養いましょう。
過去の講義テーマ
- 2024年度入試: 「サッカー観戦チケットのビジネスモデル」
- 2023年度入試: 「『誰にだって得意なことはある』は綺麗ごとではない」
- 2022年度入試: 「ライバルと競争しない方法」
- 2021年度入試: 「初恋の行方」
- 2020年度入試: 「三姉妹の話」
よくある質問
講義理解力試験には、どのような準備をすればよいでしょうか?
経済科学部の講義理解力試験には、特別な準備は一切不要です。講義理解力試験は、みなさんが経済科学部に入学した後、講義についていけるかどうか試すものです。講義内容は、高校生のみなさんにも十分に理解できるものを選んでいます。
講義を一生懸命に聴き、しっかりノートをとってください。また、「この講義のなかで一番重要なことは何だろう?」と考えながら、講義を受けてください。一番重要なことを、きちんと把握できれば合格が近づきます。高校でも、そのように考えながら授業を受けると良いかもしれませんね。
それから入試説明会やオープンキャンパスには、ぜひ参加してください。もしかしたら、もう少し詳しい話をお届けできるかもしれません。
面接+出願書類
面接では主に、
- 志望理由
- 高校時代に行なったユニークな活動
「ユニークな活動」は、その種類・内容は、特に限定しません。たとえば、クラブ活動(文化・芸術・スポーツなど)での活躍、生徒会活動での活躍、ボランティア活動での活躍、資格取得活動での活躍、などです。
よくある質問
「ユニークな活動」は特にどのような活動が評価されるでしょうか?
総合型選抜は、人物重視の入試制度です。意欲と元気にあふれる人を求めています。
みなさんの意欲と元気を示してもらうために、「ユニークな活動」を面接のときに話してもらっています。
たとえば、クラブ活動(文化・芸術・ スポーツなど)で、県大会や全国大会で活躍すれば、もちろん高く評価されます。
また、生徒会活動でクラス代表な どの役職を務めたり、あるいは継続的なボランティア活動 を行なったりすれば、やはり高く評価されるでしょう。
あるいは、実用英語技能検定(準2級以上)など、様々な資格 取得活動も高く評価されます。
しかしながら、面接の際にもっとも重要なことは、 前述のとおり、意欲と元気にあふれていることです。
経済科学部入学を強く希望するならば、どのような活動であれ、まずは挑戦してみてください。
面接官に意欲と元気を伝えることができれば、きっと合格が近づきますよ。
「ユニークな活動」を証明する資料とは、例えばどのようなものでしょうか?
一般的には、賞状や認定証のコピー、新聞記事のコピーなどですが、あまり堅苦しく考える必要はありません。 学校等の広報誌や機関誌のコピーでも構いませんし、あるいはホームページからのプリントアウトでも構いません。 どうしても証明書類が見つからないときは、例えば担任の先生や所属団体の方に、証明書のようなものを書いてもらっても構いません。 なお、書類は全てA4サイズにすることを忘れないでください。