環境問題について考える

2012.3.21 環境問題をおしえるのはたのしいことではない?

 学問には未来がある.ところが環境問題を扱う学問は未来が暗いことをおしえなければならない.われわれを含めもっと前の世代が,たとえ気付かなかったせよ,環境を破壊した.これに対して「次の世代が先人のしりぬぐいをしなければならないこと」を,とうとうと説明するのである.これは教師としてはうれしくない.学生も釈然としないだろう.だから環境問題の教育を真剣にかんがえるほど,先人としての責任をはたしてきたのかということを考えなければならない.

 せめて自然とふれあう生活の豊かさや,環境をとりもどすことのすばらしさ,そしてよい自然環境はとりもどせることを教えなければならない.