環境問題について考える

2012.3.29 電気自動車は二酸化炭素をださない?

 電気自動車は二酸化炭素をださない乗り物とされている.電気自動車が充電池に蓄電されたエネルギーをつかってはしる場合には,走行中には二酸化炭素はださない.だから,電気自動車は二酸化炭素をださないと思っている学生がいる.しかし,基本的には石油・石炭・天然ガスをつかって電気をつくっているので,ガソリンエンジンとおなじように電気自動車の走行中には,もとをたどれば二酸化炭素をだしていることになる.自動車をつくるときにもたくさん二酸化炭素をだしている.なぜ学生はこんな簡単な説明をうのみにしてしまうのだろうか.1つの理由は発電と電気自動車との関係がわかっていないからであろう.

 全ての自動車の電気が自然エネルギーから生産されて,しかも自動車の製造・メンテナンス・廃棄まで全てをまかなえるとなれば,電気自動車はすばらしい乗り物である.