環境問題について考える

2012.4.19 マイカーのムダ

 自動車に乗ると思う.車の重量は1トンぐらいある.長さは4メートルぐらいだ.車間距離もとらなければならない.時速60kmで走っている車の台数と平均乗車人数を考えたら,道路あたりに実際に運んでいる人数は相当小さいのではないか.10kmの渋滞でも,2車線で,10mに1台として平均2人乗っているとして,4千人である.意外に少ない感じがする.じっさい運転手しかのっていない車がいかにおおいことか.これでは人を運んでいるのではなくて,車を運んでいるのだ.しかも車では,ガソリンの化学エネルギーの10%程度しか移動するエネルギーにならないらしい.電気自動車も電気を石油などでつくっているので,基本的には同じだ.個人のレベルでは,車での移動を減らすことがもっとも温暖化ガス削減に貢献することだ.

 車での移動を前提にした都市から,徒歩・自転車・公共交通機関で動けるコンパクトな都市をつくるべきだろう.