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2012.6.1 ありふれた熱帯雨林全域を世界遺産に
世界自然遺産がたくさんある.しかし,南米・アフリカ・東南アジアの赤道付近にある熱帯雨林のほとんどは世界遺産に登録されていない.熱帯雨林は生物種の多さや地球環境全体に与える影響もきわめて強い.だからこれほどの自然はすべて世界遺産にすべき場所なのだ.日本だったら,国立公園にすべき場所だ.しかし熱帯雨林全体を世界遺産にするという動きにはならないだろう.反対が多すぎてできないだろう.
だから,世界遺産の役割は観光客を呼び寄せる客寄せパンダぐらいの役割なのかも知れない.環境は大事だがやはり先進国の人々の目先の生活の方が大事と言うことだろう.残念ながら,この姿勢こそが世界遺産を作った人間達の思想を反映していると言わざるを得ない.