環境問題について考える

2012.6.6 衣服の大量生産

 学生に天然繊維と化学繊維のことを教えたら余り知らないようだった.自分たちの身につけている物がなんなのかが,分からない.だから,身体にとって良い物と悪い物,高価な物とそうでない物,繊維の性質がどのようなものかは,あまり良く分かっていないと言うことになる.我々の身近にある繊維のうちで理想に近い繊維は絹である.蚕が幼虫から成虫になるときに身体を守るために出す糸だけあって暖かく湿度の調整という点でも優れている.しかし高価である.綿はどうだろうか.綿は江戸時代からよく使われるようになったらしい.今では,発展途上国で大量に生産されているが,栽培するために農薬も大量に使われている.化学繊維は主に石油から作られる.

 衣服は必需品であり消耗品であるが,おしゃれをする楽しみもあるだろう.しかし,大量消費することは良くないのである.大量生産をやめるためには,自分でつくることを教えるべきなのである.昭和の時代には多くの家庭にミシンがあり,自分で服を作っていた.これを現代的な形に復活したら良いのだ.