環境問題について考える

2012.6.12 病気の原因は無知と貧困である

 映画で,赤ひげがそう語っていた.この言葉は物質的に満ち足りたように見える現在にもあてはまる.かつては栄養が足りなくて病気になっていたが,今は食べ過ぎたり,バランス悪く食べて病気になる.これは食品に対する無知と,心の貧困が原因している.地球環境の問題も,地球の病気と言い換えられないだろうか.そうならば,地球人は貧しく無知であることを示しているのだ.自然に対する無知,心の貧しさが,地球の病気をもたらしている.

 みな豊かになりたいと思って暮らしてそれなりに頑張っているつもりなのに,物質的に足りない地域の人はそのこと自体が貧困であるし,豊かな地域が当たり前に行っている学校にも行けない.満ち足りている地域の人もなぜか心が貧困なのだ.日本では若者が勉強嫌いで教員はいつも困っている.我々は大勢の貧困や無知な人たちを育てるために働き文明を維持しているのだろうか.