環境問題について考える

2012.6.21 関西電力の電力消費量

 夏に電気が不足するという.全国で見れば電気が足りているので,特定の電気会社が足りないとしても相互に融通すればいいのである.できないとの一点張りである.満員電車で,新聞を広げて読んだり,横の積に荷物を置いたり,足を組んで座るタイプの人間の,極端バージョンである.ここに「おや?」と思うデータがある.各社電力会社がその日の電力消費量をホームページに掲載している.だいたいどこも同じ程度である.同じぐらいであることはおかしいのである.関西電力は消費率が高くなければならない関西電力が不足しているというなら,東京電力や中部電力よりも,もっと厳しい状態のはずだなのだが.関西の人たちは,夏に特に需要が大きくなる生活をしているとでもいうのだろうか.

 原子力は放射性廃棄物の危険さを考えたら,あってはならない技術である.1万数千トンの廃棄物をどうすれば処理できるのだろうか.放射性各種だけ濃縮することはできないし,これを処理するために何人の人間が犠牲になるのかと考えると,途方もないことである.