環境問題について考える

2012.6.22 マンハッタン計画

 中学1年生のときに,マンハッタン計画について書かれた本を読んだ.もう何十年も前に読んだ本だが,色々なことが印象に残っている.どうやって原爆をつくったのかが書いてあった.アインシュタインが同意して,オッペンハイマーが参加したこと.わずか数年の間に核分裂のエネルギーを巨大な爆弾にしあげたアメリカや科学者達をすごいとおもった.日本は同じ頃ウランの濃縮法すら見つけられなかったそうだ.最初の原子炉は原爆をつくるためにつくられたのだということも知った.戦時中なのでが銅線が不足していたため,国立銀行が持っていた銀を借りて原子炉をつくったということも印象に残った.しかし,中学1年生の知識では,中性子を吸収する制御棒の話が良く分からなかった.そして,すごいという印象が強すぎて,中学生レベルの倫理観ではそれがどこまで悪いのかもまだ良く分からなかった.

 原子力発電や原子爆弾の理屈は少し勉強すればだれにでも分かるシンプルなものだ.市民も,分からないではすまされないのではないだろうか.